【書評】コスメティック田中さんの本 孤独は最強の筋トレである 

ぼっち

あなたは、「コスメティック田中」というYouTuberを知っていますか?

コスメティック田中さんのプロフィール

  • チャンネル登録者数が、約45万人のYouTuber
  • 友達がいない自身の生活を、発信している

私も友達が少ないので、共感しながらYouTubeを見ています。

以下が、田中さんです。
この時は、タイに旅行したようです。

 

そんな田中さんが初めて、本を出版しました。

その名も、『群れずに心穏やかに生きる 正しい孤独マインド入門』。

 
本書を語る上で、欠かせないキーワードがあります。

それは、「孤独は最強の筋トレである」ということ。
 

孤独であることで、自らを鍛え上げることができるのです。

後に、どういう意味なのか、詳しく解説していきますね。

 

読んでほしい人

  • コスメティック田中が好き
  • 友達が少なくて、悩んでいる
  • 陰キャがどのように生きればいいのか、その指針が欲しい

この本の内容


この本には、主に次の内容が書かれています

  • コスメティック田中さんの経歴
  • 陰キャの分析~孤独は最強の筋トレである~
  • 孤独との向き合い方

一つずつ解説していきます。

 

コスメティック田中さんの経歴

田中ファンの私としては、彼の経歴を詳しく知れただけでも、

面白かったですね。

田中さんが好きな人は、読んで損をしません。

高校から、孤独に

中学生までは、田中さんはただの「少し変なやつ」だったようです。
 

しかし、高校になると、田中さんは孤立してしまいます。

同じクラスに中学時代の同級生がおらず、友達を作りにくかったのです。

変なプライドが邪魔して、周りの席の人とうまく仲良くなることもできません。

そのうち、田中さんは他人に興味はあるけど、プライドの高さから近づけなくなってしまいました。
 

大学でも孤独

大学生になっても、友達はできなかったようです。

大学では、クラスがないので、ヒトリでもあまり目立ちません。

しかし、試験の情報や過去問が手に入らず、単位を取るのに苦労したようです。
 

社会人になってからは、ビジネス的にドライな関係ができたことで、学生時代の孤独コンプレックスは、解消されたとのこと。

インターネット大好き

YouTubeで活躍されている田中さんですが、昔からインターネットが好きだったようです。

幼いころから、父のパソコンをつかって、インターネットに触れていました。
 

中学3年生のとき、YouTubeに動画を投稿したようです。

当時、YouTubeは違法なアップロード動画が無数にある謎のサイトでした。

その時期からYouTubeに目をつけていたとは、流石ですね。

陰キャの分析 ~孤独は最強の筋トレである~

孤独だと、誰かに頼ることはできません。

全て、自分でやらなくてはなりません。
 

一人でいることの不利益

  • 友達にノートを借りられない
  • テスト前に、友達から勉強を教えてもらえない
  • 大学で、過去問をもらえない

一見悪い事のように見えますが、自分一人でやり遂げる力がつきます。

自分一人でこなすことで、「学習力」、「努力する力」、「自制力」などの、基礎体力を身に着けることができるのです!
 

田中さんは、本書で以下のように主張されています。

ひとりでいる自由を得る代わり、責任もすべて自分のものになります。
自分でリスクを負い、その中で課題と向き合うからこそ、本気になれます。

群れずに心穏やかに生きる正しい孤独マインド入門、
第2章『マインドセット/生きづらさとどう向き合うべきか』、コスメティック田中著

 

陰キャは理性的

脳の構造から見て、陰キャは陽キャよりも理性的である。
そういった側面も考えられるようです。

脳には、「大脳新皮質」と、「大脳辺縁系」という場所があります。
以下がその違いです。

大脳新皮質理論的思考や、言語能力をつかさどる。
他の動物と比べ、人間が特に発達して、新しい脳とよばれる。
大脳辺縁系本能的行動をつかさどる。
脊椎動物の脳にも存在しており、古い脳とよばれる。

この2つが、外交的な人と内向的な人の違いに、関係してきます。

外交的な人と内向的な人は、外部の情報を受け取った時の、脳の反応が異なるのです。

外交的な人外部の情報が、(感情をつかさどる)大脳辺縁系の偏桃体に早く届きやすい。
そのため、外部からの情報を感情としてとらえ、素直に行動に起こしやすい。
その結果、行動力があると言われる
内向的な人外部から来た情報が、(感情をつかさどる)大脳辺縁系を通る前に、
(理性的な)大脳新皮質を経由する傾向がある
そのため、外部からの情報に対して、深く考える。慎重になりがち。


そのため陰キャの人は、外部から来た情報に対して、
感情的にならずに、理論的な考えをすると言えます。

僕も、いちいち考えすぎて、うまく反応ができないことがあります。
また、「あの時、こういえば良かったな」と、話し終わった後、後悔したり・・・

内向的な人は、思い当たる節があるのではないでしょうか?

今まで、自分のそういったところを、短所としか思えませんでした。
しかし、「理論的な返事をしようとしている」と考えれば、長所といえるのかもしれません。

 

孤独との向き合い方

孤独だと、自分の好きなことができる一方、助け合う仲間がいません。

その結果、病んでしまうのも、あるあるですね。

 

そうならないように、孤独とどう向き合っていけばいいのか、その方法が書かれています。

特に役に立ちそうだと思った部分を紹介しますね。

 

認知行動療法

大学でぼっちの人が、このように悩んでいたとします 。

大学で友達ができなくて、いつも一人だ・・・

周りに、「あの人ひとりでかわいそう」って思われていたら、どうしよう

 

この時、周りの人は本当にそう思っているのでしょうか?

自分が想像したことは、本当に事実なのか、一度考え直してみましょう。

 

でも、そこまで人は他人のこと見ているのかな?

私をそこまで注意深く観察している人なんて、いないんじゃないかな。

誰も見ていないのなら、気にする必要はないのかも

その人が一人でいるということにすら、気が付いていないかもしれません。   

このように、自分の考えたことに対して、「本当にそうなの?」と疑ってみる。
これを認知行動療法といいます。

 

確率論的な思考

ぼっちの方は、このように考えてしまうこともあるでしょう。

高校で友達ができなくて、ツライ。

このまま一生できないのかな。

「このまま一生できないのかな」という思考も、一度疑ってみましょう。

  

せいぜい、高校の同じクラスの数十人の人と、相性が合わなかっただけかもな。

大学生、社会人になるにつれ、幅広い人と交流することができる。

その時に気が合う人と会えるかもしれないから、悲観しなくてもいいのかも。

そう考えれば、高校で友達ができないからといって、一生できないと思う必要がないことが分かりますね。
 

このように、確率論的に思考することで、気持ちがラクになるのです。

 

まとめ

この本を通して、田中さんのことを詳しく知ることができた気がしますね。

ここで紹介した内容以外にも、興味深い所がたくさんありました。

田中さんが好きな人、陰キャで生きていくコツを知りたい人は、一度読んでみてはどうでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました